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  • 市村啓二

人生のコーラスラインを越えて。


4/12(金)作・演出・出演のミュージカル「Cheers!!-私たちのコーラスライン-」終了致しました。

昨年末、「女性にエールを送るミュージカルを創ってください!!」というお話をいただきました。「出演はプロの女優ではなく今を一生懸命生きている女性たち」という条件付きで・・・汗。

「・・・さてどうしよう。」

ますは出演の皆さんのお話を聞きました。

その中で「この人たちの本当の声を届けたい。」という強い思いが湧き上がりました。「今は未来に向けて前向きに進んでいけている彼女たちもかつては将来に悩んでいた。」そんな話を聞きながら、ミュージカル「コーラスライン」と結びつき、副題につけました。

「コーラスライン」・・・ブロードウェイの稽古場にはメインキャストと役名のないコーラスを分ける線が引かれている。

一人一人のこれまでを語りながら、最後は「自分の人生、自分が主役でなくてどうする?輝け私!!」をテーマに書きました。

稽古が始まると、初舞台の皆様、

さらにリアルなセリフも多数あり、

恥ずかしい部分も多かったと思います。

でも稽古最終週にはすっかり女優顔に変わっていました。

当日はゲネプロを経て、本番。 どこまでが演技? どこからが素? もはや全てがリアルなのでは? というくらいの説得力。

多くの笑いと涙と拍手をいただきました。

僕も胸と目頭が熱くなりました。

やっぱり演劇は凄い。

演劇は1ヶ月で人を変えられる。 新しい自分に出会うことができる。

演劇に携わり20年。 こうして演劇で誰かの役に立てる、 「ありがとう。」と言ってもらえることに、 「ありがとう。」でした。

[写真撮影:森山 譲治]


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